なぜ、三十三回忌まで十三仏なのか。【地蔵菩薩】
五七日忌の仏様地蔵菩薩。
三十五日忌の仏様といえば、地蔵菩薩です。
地蔵菩薩は苦と欲の世界(六道)で苦しみ悩みもがいている人々を、仏様の身でありながら、六道の中に入り、人々を救われている仏様です。
お釈迦様が亡くなられてから、五十六億七千万年後に弥勒菩薩があらわれるまで、この世は仏のいない世界(無仏世界)といわれています。
仏のいない世界にあって、六道へ降り立ち、人々をその中で救済している仏様がお地蔵様です。
昔々、大長者の子としてお地蔵様はうまれました。
ある日、獅子奮迅具足万行如来という仏様に遇ったお地蔵様は、如来の姿の尊く、美しい様に惹かれ、
如来にどのような誓願をたてられ、修行をして、そのような立派なお姿を得たのか、と聞きました。
如来は、もしあなた(お地蔵様)が、このような身になりたいと望むのであれば、様々なことで悩み、苦しんでいるこの世の人々を救ってやらなければなりません、と答えました。
長者の息子であったお地蔵様は、六道の罪に苦しんでいるあらゆる人々を救い、その後に「さとり」を開いて仏になろうと、誓いをたてられまいした。
お地蔵様はこうして、この世の六道に苦しみ悩む人々、そして、最も弱い立場の人々を最優先で救済する菩薩となられ、六道より仏の道へと導いている仏様であるわけです。
お地蔵様の“地”は大地を意味します。
大地からは万物が生まれ、育ち、生かされ、再び大地へ還ります。
大地は万物生成の源であり、生まれきしものその性質は同体です。
お地蔵様は、他のものの苦しみはわがことの苦しみであり、一人残らず救わなければ、己れ(自分)の救いにはならないと、誓願をたてられました。
「一斉衆生済度の請願を果たさずば、我、菩薩界に戻らじ」
大地は生命の生存に必要な大いなる資源を蓄えています。
この資源は宝でもあり、蔵でもあります。
この大地の蔵のように限りない(無限)の慈悲を抱いているお地蔵様を拝む。
地蔵菩薩を拝むことは大地を拝む(感謝)ことでもあるわけです。
地蔵菩薩が十三仏の第五番目にいらっしゃるのは、不動明王の焔で死者の煩悩を焼きつくし、いかなる悪行を重ねたものでも純白な白骨となった霊魂を、釈迦如来の仏となる教えを聴き、文殊菩薩の智慧の灯りと、普賢菩薩の修行の教えを学び、万物生成の感謝を知り霊魂の修行の糧となることを願うからです。
そして、お地蔵様から六七日忌の仏様、弥勒菩薩へのもとにと霊魂は四十九日まで、七日ごとの修行の旅を続けます。
お寺の門前に六地蔵が祀られているのは、仏の世界へ参るには、苦の世界、六道の道、辻を通り抜けなければいけない。その六道の苦の世界をいく衆生民衆人々を六地蔵様がお守りくださり、仏様の世界へ導いてくださっているからです。
『六道』地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道
『六地蔵』金剛願地蔵、金剛宝地蔵、金剛悲地蔵、金剛幢地蔵、放光王地蔵、預天賀地蔵。
或いは檀陀(だんだ)地蔵、宝珠地蔵、宝印地蔵、持地地蔵、除蓋障(じょがいしょう)地蔵、日光地蔵
『真言』オン カカカ ビサンマエイ ソワカ
金剛合掌
「疳の虫封じ寺」
月光山洗心庵&高百不動等泉寺
http://nisou.com/
http://www.nisou.com/mobile/
http://www.nisou.com/tousenji/
栃木県日光市瀬尾3228
電話 0288-21-7338

この記事へのコメント